食養生で知られるマクロビオティックでは、『干し椎茸』という食材は最強のデトックス食材のひとつと言われている。
そんな干し椎茸を使ったシンプルなデトックススープのレシピをご紹介。
長い歴史の中で人類は、様々な病気や怪我に見舞われながら生きてきました。
近代では、現代医療の発展のおかげで多くの医薬品や外科的治療が高度に受けられるようになってきたけれど、ここに至るまでは、私たちは暮らしの中で体調を整え、それぞれができる手当を中心に、知恵をはたらかせ、健康に暮らす方法を実践してきました。
そんな暮らしの中の健康管理で最も直接的で、経験的に編み出されてきた”食物”を利用しての養生法『食養生』。
それは、ただやみくもに行われてきたのではなく、この地球が浮かぶ宇宙の法則ともいえる『陰と陽』という相対する二つの要素を巧みに使い分け、偏った健康状態のバランスを見事に取り戻すことで調子を整える、安全で確かなものでした。
干し椎茸は最近注目の食材。
それは特に干し椎茸に含まれる成分が、生活習慣病につながるとされる高血圧や高脂血症などに良い作用をしてくれること、そして免疫力を高めたり抗がん作用もあるとわかってきたから。
例えばそれは体内の余分な脂肪を分解してくれたり、その結果血圧が下がってくれたり。
それに伴って体の中で起きている炎症がだんだん抑えられていき、そして気付ば慢性的に痛みを感じていた頭痛や筋肉痛などが消えていったり、などと体調に良い変化をもたらしてくれるというのです。
加齢とともに下がっていく代謝や回復力。これはどうしたって仕方ないもの。
ものによっては受け入れることも大切、と腹をくくることもある中で、それでも毎日なにかを食べて生きていくわけだから、食事を通して自然に、勝手に調えられる食養生は試してみる価値あり!ではないでしょうか?
椎茸の有効成分は、5℃くらいの冷たい水で戻すことで抽出されるのだとか。
一度にまとめて作ることで、面倒なことなく続けられる椎茸スープ、ぜひ習慣にすることをお勧めします。
3~4か月続けると確実に体調に変化が現れ、疲れにくい元気な体になりますよ!
そのままでも飲めるが、カップに刻みねぎ、乾のりなどの海藻を入れたところに熱々のスープを注ぎ、火傷しないように熱いうちに飲む。
*余ったスープは1週間以内に飲み干す
*翌日以降のスープの方が出汁が出て、より美味しい